Q：百合の切花は仏前にお供えしても良いのでしょうか？

こんにちは。
せたがやチューリップ農園の内藤です。

お客様から質問がありましたので、お答えさせていただきます。

Q：百合の切花は仏前にお供えしても良いのでしょうか？

 

百合の切花を仏前にお供えすることは、OKです。

 

ほんとに百合は仏前にかざっても大丈夫か？

 

百合は仏前のイメージに結びつく方は多くはないかと思います。

ただ百合は、古くから華道や仏教のお供えに使われる花として知られています。ご存知でしたか？
しかし、「百合は仏壇には向かない」という声も聞いたことがあります。

この理由としては、例えば葬式に使われるからということもあるかと思います。
お通夜やお葬式で白い大きい百合を飾られているのを目にしたことがあるかと思いますが、そのイメージですね。

 

ですが、私はこう思います。

 

もし自宅に飾られる用にということでしたら、私は好きなお花を飾ってよいのかと考えます。

故人が百合が好きでしたら、百合を飾るのはとても素敵なことだと思います。

 

百合以外ですと、バラや彼岸花も一般的には仏前には向かないと言われてますね。
バラがいけないとされる理由が”トゲ”があるからだと私は認識しております。それと毒のある彼岸花もよく言われたりします。

 

お盆やお彼岸の時期にはスーパーやホームセンターなどで売られている花束のセットには菊と百合のミックスで販売されているのをよく見かけます。
菊と百合は花束にすると相性が良く、花びらの大きさや色合いも異なるので、私はとても綺麗だと感じますよ。

 

当園でも菊と百合の花束を作って、需要期には販売しておりますので、百合は飾っていただいても大丈夫かと思います。

 

 

百合が仏前に向かない理由を考えてみました。

 

①百合の花のもつイメージがあわない

まず、百合が仏前に向かない理由として、その花が持つイメージや香りがクセがあるということが挙げられます。
百合には優雅なイメージがある一方で、濃厚な香りがあるため、仏壇に置くのにふさわしくないと感じる人もいるかもしれません。

実際に百合の切花の匂いが苦手な人もいらっしゃいます。

 

②死を連想させる花＝百合

 

百合には「死を連想させる花」というイメージもあるため、仏教では忌み花とされている場合もあります。

ただし、これはあくまで一部の人に限った意見であり、仏壇に百合をお供えする習慣がある地域もあります。
また、百合が持つ優雅なイメージや美しさは、仏前で見る人の心を清める効果があるとも言われ、地域性で感じ方がことなるかと思います。

 

百合を仏前に飾る場合の注意点

 

百合を仏前にかざる場合には、注意点があります。

それは

 

百合をもらった時には、花粉を取り除いたり、水を替えたりして清潔に保つ必要があります。
また、仏壇にお供えする場合には、花や葉を切り揃え、清めた瓶に入れてからお供えすることが大切です。

 

 

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